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適職が分からない・仕事を選べず働けない|働かないことの正当化では

ここ数年、適職が分からないという悩みを若い方を中心としてよく聞きます。
しかし、この適職とは一体何を意味するのでしょうか。

「適」「職」。適した職。自分に適した職。自分に適した仕事のことを意味するのだとは思うのですが。
そうであるなら、自分の何に適しているのでしょうか。

性格、価値観、スキル、資格、企業風土、福利厚生・・・。

目次

適職について悩み過ぎると適職が分からなくなる

1.適職と自己理解

さて、私は現在月~金までキャリアカウンセラ-として若者の就職支援のカウンセリングを担当していますが、適職が分からない悩みで一番多い相談は、自分の性格に合った仕事が分からないというものです。
自分の性格に合った仕事が分からないのです。

でも、大体の自分の性格が分かっていたら、それに適する仕事、職種は大体このようなものと分かるはずと思うのですが。

例えば話すのが好きと言うのであれば、対人折衝業務、サ-ビス業。具体的には営業、販売、企画。
コツコツと体を動かして仕事がしたいのなら、物造り、運送業等。

何となくですがイメ-ジは出来ると思うのですが。

それでも、適職が分からないと悩んでいるならば、自分に合う完璧な仕事を探しているのではないでしょうか。
もしそうであるのならば、自分について完璧に理解しているのでしょうか。

ある程度経験と年齢を重ねた方は、自分をある程度お分かりになるかもしれませんが、若ければ若い人ほど人生経験も乏しく、自分を知ること理解することは難しいと思います。

ですから、なかなか適職とは何かという悩みの結論が出ないのです。
完璧に自分に合った仕事とは見つけにくいのです。

それでも、探し続け、見つかるまで働かないと自己決定をされるのならば、それはそれで良いのです。

人生からの問いかけに対して、それを選択されたわけですから。
あとは、その態度、行動に対する責任が生じるだけです。

2.性格、価値観は年齢と共に変わり適職も変わる

では、私個人として、適職の悩みについて思うことを書きます。

人は年を重ねるごとに成長して性格も変わります。
そうしますと、性格をキ-ワ-ドとした適職も変わってきます。
また、価値観をキ-ワ-ドとして適職を考えたとしても、やはり年齢と共に価値観も変わるでしょう。

ですから、適職が分からないという悩みで、時間を膨大に費やさない方がいいのです。

ある程度、自分の能力が活かせ、価値観に合うのであれば働いた方がいいと思います。

それは職業経験から学ぶべきものが多々あるからです。
仕事を通しての成長は大切な経験です。
仕事における役割が人を作ることもあるのです。

そして、新たな能力を培い、新たな自分を発見出来たりと、仕事を通しての成長は計りしれないものがあるのです。
そして、適職もその人が成長した度合いに応じて変わってくるのです。

勇気を出して仕事に飛び込むことが大切です。

3.働くことの不安を適職の悩みとすり替える

仕事に就くこと、働くことへの不安は大きいものと思います。

自分は会社でうまくやっていけるのであろうか。
人間関係はどうであろうか。
仕事をこなせるのであろうか。

様々なことを考え、不安を感じるでしょう。

そして、適職が分からないと、仕事に就けない、働けない悩みは
仕事に就くこと、働くことの不安に対する、逃げ口実となってはいないでしょうか?

要は、適職が分かるまで働かない。
仕事に就くことを先延ばしにして、不安に直面することを避けているのです。

しかし、このことをずっと行っていると、
年齢は上がり、職歴はなし。
履歴書に書く内容は薄く、面接を受けても、評価されない現実をつくってしまいます。

ある程度、自分の能力が活かせる、価値観が合うと思った仕事であれば
思い切って、前進した方が良いのです。

不安に足を取られ、適職が分かるまで働けないとの意思決定は、人生のチャンスを永遠に逃すことになりかねません。

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