役割が人を育てる|責任を果たす行動の結果成長する
私たちは社会生活をおくるうえで、必ず、何らかの役割を与えられます。
もしくは、役割を自分自身が創る場合もあるでしょう。
そして、役割は責任を持って果たさなければならないものとなります。
この、役割を責任を持って果たすことが、人を成長させるのです。
役割を果たすことが人を成長させる
1.役割とは何か
まず、「役割が人を育てる」前に、「役割」とは何でしょうか。
先に私は何らかの社会生活をおくるうえで、必ず、役割があると書きました。
役割とは、人が社会生活をおくるうえで、その立場、立ち位置において様々あります。
会社において、役職、事務、開発等の役割。
家庭において、父親、母親の役割。
町内会において、自治会の役割。
少年野球においてキャプテンの役割。
等、役割においては営利、非営利を問わず枚挙にいとまがありません。
役割とは人の数だけあり、複数の役割を1人の人が担っている場合も多々あるのです。
2.役割を果たすことが、なぜ、人の成長につながるのか
さて、私たちが与えられた役割、自ら創造した役割を責任を持って果たすためには、何が必要になるでしょうか?
まずは、「行動」であると考えます。
しかし、行動する前には、いかに行動するか、「考える」、「思考」、「企画立案」等が必要となってきます。
そして、考えたことを、行動に移す際、それが1人で出来ないものであれば、他者との協力、議論、共同作業等、人間関係の力も必要となってきます。
さらに、行動した際の成果を役割によっては、プレゼンテーションをする場合もあるでしょう。
このように、1つの役割を果たすためには、様々な事を成さなければならないのです。
しかし、この役割を遂行するための、様々な経験、体験より、人は成長するのです。
この意味において、役割は人を育てるのです。
3.役割がなかったら人はどうなるのか
もし、社会生活において役割がなければ、その人はどうなるでしょうか?
人生のハリがなくなるのではないでしょうか?
すなわち、役割とは、果たすべき行動であり、その行動を果たすために、努力、創意工夫、また、役割を果たした後の充実感が得られるのではと考えます。
したがって、役割のない人は、社会で活躍する場のない人となり、役割がない人とは、日々の生きがいの喪失、目標の喪失ともなり、生き辛さを招いてしまうのではないでしょうか。
役割が人を育てる私のバンド活動経験より
私は子供時より人見知り、人が苦手、心を開くことが出来ない青年でした。
大学時は1人でいようと、何をしていようと、誰の干渉もなく気楽に過ごしていました。
今の若い方は、ボッチを気にされますが、私はボッチ、1人でいることを気にしませんでした。
しかし常に1人でいた為、人と何かを一緒に成し遂げる、協力、協調、コミュニケーション力、これらの社会性は完全に欠如していました。
そして、このまま社会人へと突入しました。
社会性、社交性のない私が社会人になっても、何をどうしてよいか分からず苦労しましたが、このままの自分ではダメだと、どこか危機感もあり、人と何か協力してやってみたい、自分を変えたい、仲間というものが欲しいと思う気持ちが強くなってきました。
ここで、過去、私の人生、親子関係を壊滅に追い込んだピアノが登場します。
当時(30年前)は空前のバンドブームであり、ピアノを弾ける私は、バンドでキーボードを弾く役割を果たすことにより、バンドの仲間に入れてもらいたいと考えました。
バンドは皆が1つの役割を持ち、1つのこと(演奏)を成していきますので、社交性のない私でも、役割を果たすことにより、仲間に入れてもらえるのではと思ったのです。
バンドでの活動は2年間でしたが、人との付き合い、仲間意識とは、こういうものであると学ばせせて頂きました。
バンドにおけるキーボードの役割を果たすことが、仲間とは何か、私に教え、私も人間的に成長したと思います。