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親の子に対する心配と侵入と人権侵害

親は子供を思い、また、その成人まで子供を育てる責任、プレッシャーから、子供に対して様々な心配があると思います。

発達、友達関係、成績、行い、将来のこと等、様々なことを心配されることでしょう。

親が我が子のことを心配するのは、それは親だからこそ。

しかし、その心配が過剰なものであったら問題が生じます。

親の心配から子供に対する侵入行為の心理と問題

Index
1.親の子供に対する心配から子供への侵入行為は問題あり
2.子供への心配等を理由とした侵入行為は親自身の問題かもしれない

1.親の子供に対する心配から子供への侵入行為は問題あり

子供に対して詮索やあら探しが多かったり、勝手に部屋に入って来て、机の中を荒らしたり。
子供も1人の人間です。
人権があることを忘れてはなりません。

と言っても、何か悪いものを隠しているのではないか、とくに母親は、子供の様々なことを心配される傾向が高いようです。

子供のことを信頼していないのでしょうか?

親によっては、この子はすぐ嘘をつく、悪いことばかりしいる等、仰られるかもしれませんが、もしかしたら、それは親が子供を追い込んだ結果かもしれません。

子供をしつける、社会に適応させる責任は親にあると思いますが、子供に対して物理的にも心理的にも踏み込み荒らすことは、子供に対する侵入行為です。

侵入して子供を追い込むと、その結果、子供の親への猛反発等から、親子共にとって望まない未来を創ることになるかもしれません。

また、独立して生活している子供に毎日、電話やメールをすることも、子供の自由、時間を拘束することになり、これも侵入行為です。

独立して生活をしていたら、立派な成人と尊びましょう。

2.子供への心配等を理由とした侵入行為は親自身の問題かもしれない

それでも、何か心配で、親が子供に頻繁に連絡等をしてしまう侵入行為があれば、それは親(自身)の心理的な問題と考えます。

子供に対する過剰な心配がどこから来ているのか。
それは、自分の抱く勝手な心配と不安ではないのか。

もしくは、常に子供とつながっていることを確認したい問題なのか。

心配が過剰になり、監視の問題に発展していないかどうか。

子供に対する支配心から、侵入する問題にすり替わっていないか等々。

自分自身を振り返ってください。

最後にもう一度書きます。
子供は1人の人間であり、人権を持っています。

子供に対するいかなる侵入行為も、子供の人権を踏みにじっていると、ご認識ください。

※但し、本当に問題行動を繰り返す子供の場合は、家族だけで問題を抱えずに、適切な専門機関(公的)に相談されることをお勧めします。

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