想いが現実を創る・その後の大切さ
想いが現実を創る、よく言われている言葉です。
自分の将来の現実、理想の現実化と、想いの強さが関係しているとすれば、この言葉には、人を惹きつける力があると思います。
もちろん、理想の現実化は、想うだけではなく、努力、時間、創意工夫、タイミング等、様々なものが影響しているでしょう。
しかし、想いが現実を創ると言いますが、実際に想いが現実に至った人は、何%の人達なのでしょうか。
私たちはスポットライトを浴びた人の話しは懸命に聞きますが、スポットライトを浴びることが出来なかった人のことは、さほど熱心には聞かない傾向があります。
そこには、自分も想いを現実化したい、成功したいという、気持ちが働いているからでしょう。
さて、私が今日書きたかったことは、想いが現実化したその後です。
想いが現実を創った後いかに今後の理想を描くかにより発展するか否か決定される
想いが叶った、その後、どうなるのでしょう。
1つの想いが叶った。
その現実を維持し続ける、または、拡大発展するには、何が必要なのでしょうか?
私の友人の知人の知人の話です。
「彼は若くして、想いを実現化して成功しました。しかし、その数年後、瓦解がはじまり、想いのもと創られたものは、消え去ってしまいました」。
彼は言ったそうです。
「想いが現実化した後、自分がどう振る舞うか、その後のこと等、あまり考えていなかった」。
彼の想いの現実化の物語は、想いが現実化した直後、終焉がはじまりつつあったのでしょうか。
現実化した想いをいかに維持していくか。
想いを現実化することも難しいと思いますが、それを維持することは、さらに難しいようです。
一体、何のためにその想いを持っていたのか。
何がしたかったのか。
今後、どうなりたいのか想い続けること。
等々。
そして、当初の想いを現実化する以上の、継続と拡大の努力。
また、有頂天になることなく、想いが現実化された今に、感謝の気持ちを抱き続けること等は、想いが現実化された後の物語に、大きく影響するのでしょう。
現実を見れば分かります。
企業の倒産件数、離婚率。
誰も倒産するために起業の努力をしません。
また、離婚するために結婚しません。
何らかの要因が働いて望まない方向に向かってしまったのでしょうが、その要因とは何か。
想いが叶ったあと、その後の自分や行動を、充分に考える必要があるでしょう。