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人間関係が続かない悩みと心理

人間関係。

人によっては、人間関係を大切に、いつまでも、多くの人とつながっていたいと思われるでしょう。

また、人によっては、少人数の友達で良いので、その親交を都度、深めたいと思われるでしょう。

いずれにせよ、私たちは、1人でいると孤独を感じやすいものです。
人間関係の継続は、生きることにおいて重要な意義があると考えます。

今回は、人間関係が続かない心理について考えてみます。

具体的に人間関係が続かないという事態は、人と付き合うことは出来る、何回か会うことが出来る、多少は親交も深まるのだけれど、その人間関係性が継続しないことです。

したがって、初対面の人とまったく話せない、親しくなれない等は、本ページにおける「人間関係が築けない」心理ではありません。

目次

人間関係が続かない様々な心理と問題

1.裏切られることを恐れる

人と親交が深まると、相手に裏切られるのではないか、だまされるのではないかと、不安を抱かれる方がおられます。

当然。仲が良い、信頼していた相手に裏切られ、だまされる経験をされると、多くの人は心が傷つくと思います。

そして、再度裏切られることの恐れから、人間関係が続かない、自分から距離をおいてしまう、過去の経験からショックを受け、人を信じられなくなっているのではないでしょうか。

でも、今、目の前の人が、あなたを裏切り、だます根拠はあるのでしょうか。

抱えている過剰な不安、予期は理解出来ます。

でも、分からないのです。

分からないのであれば、付き合い続け、親交を深めていくことが重要ではないでしょうか。

それから、裏切られる、だまされる経験を多々されているのであれば、それは、あなた自身にも問題があるかもしれません。

裏切られない、だまされないためには、その人の発言をよく聞き、発している内容に矛盾がないか、何かお金等に関係した話しを多々していないか等、常に相手の発する情報に対する感度を上げる必要もあるでしょう。

でも、これらの方法内容が、いまひとつピンとこない場合は、第三者に相談することも大切と考えます。

相談相手は、心理カウンセラーでよいかもしれません。

2.本当の自分を知られたくない

本当の自分を知られたくないことで、人間関係が続かない方がおられます。

ここで考えなければならないことは、「本当の自分」とは何かということです。

おそらく自己イメージとしての、負の「本当の自分」を考えておられると思います。

例えば、劣等感が強い自分、恋人がいない自分、定職に就いていない自分等、本当の自分を知られたくない悩みは、人様々でしょう。

でも、よくよく考えてください。

これらの「本当の自分」、今、自分が置かれて状態、心理的な負のラベリング付けた事実を、付き合っている方々が知ったとして、嫌われたり、突き放されたりするでしょうか?

「本当の自分を知られたら」嫌われる等で悩む、不安も分かりますが、そのために、人間関係が続かないのは、もったいないと感じます。

逆にあなたが、お付き合いのある方の悩んでいる「本当の自分」を知った時、あなたは、その人を嫌ったり、突き放したりしますか?

「そういうことで悩んでいるのか」と、相手理解が深まるのではないでしょうか?

「本当の自分を知られたくない」悩み、考えなおしませんか?

3.気を遣い過ぎ疲れる

人とは付き合っていたい、人間関係も維持したいのだけれども、どうしても人といると気を遣い過ぎ、疲れてしまい、人間関係を続けるのが難しいと感じておられる方もいらっしゃるでしょう。

人に気を遣い過ぎて疲れる。
この問題は、心理カウンセリングでも、多々受け賜わる心の問題です。

アドバイスとしては、
過剰に人に気を遣わないことです。

周囲の人はあなた同様、過剰に気を遣われていますか?
そうでなければ
なぜ、あなた1人が、過剰に気を遣わなければならないのでしょうか?

もしかすると
「気を遣わなければ、自分の存在価値がない」等、思われていませんか?

これは、自分を苦しめる思い込みです。
手放しましょう。

思い込みを手放すためには、カウンセリングは有効でしょう。

4.刺激がない関係性による退屈感

人間関係が続かない、継続しない心理の問題として、

慣れ合った関係性に対する退屈感を抱く場合があります。

その関係性が、騒いだり、盛り上がったり、日々のことを話したり等の関係性であると、集まっても、さほど、前回と雰囲気も変わらず、会う回数が増えたとしても、さほど話題は変わらない。

雰囲気が変わらないこと、話題がさほど変わらないこと事態に問題はありません。

騒いだり、盛り上がったり、日々のことを話すことを楽しみとして、関係性が続いているのであれば、それはそれで良いのです。

しかし、自己の理想を話したい、夢を実現したい、個性的に生きていきたい人等にとっては、変化のない集まり、関係性は退屈になってしまうでしょう。

求めているものは刺激であり、安定した関係性ではないのです。

これは、生き方の違いです。

刺激を求める方は、理想、理念、夢の実現等、自分の価値観と合った人との関係性を築くことが一番と考えます。

5.相手の本心を見抜き嫌気になる

私は心理カウンセラーという職業柄か、飲みに行っても、人の話しを聞く割合が多いです。

人とは話したがるもの、そこに酒も入ると、いつも以上によく話します。

しかし、ここで気を抜くと、言わなくていいことまで、言ってしまう、話してしまうことが多々起こります。

その時、私は相手の本心を見抜き、この人とは今後、付き合わないでおこうと判断、実行。

関係性を遮断してしまい、人間関係が続かない時が多々あります。

観察、洞察、推察、分析のし過ぎでしょうか?

それとも、寛容性の欠落でしょうか?

でも、相手の本音を聞いて不快を感じたとしたら、不快を感じた人と、個人的な関係性を続ける意味はあるのでしょうか?

6.お金と時間との関係を優先とする

人間関係とは、私たちの資産の1つですが、人間関係を続ける、維持するためには、お金と時間を費やします。

忙しくて時間を優先したい人。
お金が減ることが辛く感じられる人。

このような方々は、人間関係を続ける、継続するより、時間を自分だけのために使い、お金を守る方に価値を置く傾向が高く、人間関係を続けることにあまり価値を見いだせないかもしれません。

結果として、人間関係が続かないとなってしまうこともあります。

7.人生のリセット

今の自分が嫌で、新しい人生を求め、新しい自分になりたい気持ちが強い人。

この方は、人生の節目を自分でつくり、新しい自分と人生を目指します。

その節目にすることは、

今までの人間関係を切り捨てることです。

これは、過去との決別を意味する行為です。

新しい自分、新しい人生をおくりたい、創造したい気持ちは分かるのですが、そのために、今まで築いてきた人間関係を切り捨てるのはどうかとも思います。

なぜなら、冒頭にも書きましたが、人は1人で生きていくことは難しく、生きていく以上、必ず人とのつながり、人の力を借りる等が生じるからです。

新しい自分、人生をおくる、創造するためにも、今までお付き合いのあった人間関係を大切にされた方が良いと思いますが。

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