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自分の人生を生きていない希薄さ・私のミッドライフクライシス

自分の人生はあと、どれぐらい時間があるのだろうか?
この人生で良かったのだろうか?
でも、やりなおす時間はさほどない。

人生への疑問と虚しさ。

中高年期の心の危機。

「ミッドライフクライシス」と呼ばれています。

さて、中高年とは、何歳からでしょうか?

以前は心理学者、ユングの名付けた、「人生の午後」。
40代を曲がり角として、自分の人生を振り返ったり等、人生に対する疑問、虚しさ、心の危機について言われていました。

しかし、現代はユングの時代とは違い、医療の発展もあり、50代、60代でも元気に生活することが出来ます。

でも、やはり、寿命はあります。
永遠に生きることは出来ない。
そして、若返り、人生をやり直すことは出来ません。

私のミッドライフクライシスついて

Index
1.人生の終わりを感じはじめた時・人生を振り返り疑問を感じる
2.私のとっての人生の疑問と虚しさ
3.私がミッドライフクライシスを乗り越えるために
4.テレビの情報から得たミッドライフクライシス

1.人生の終わりを感じはじめた時・人生を振り返り疑問を感じる

私は現在、60歳。
あと何年生きられるのかは分かりません。

でも、自分が自分らしく生きた年数は、60年間の人生の中で何年あったのだろうか。

おそらく、10年ほどです。

私は幼児期より親との関係性の問題より心を閉ざして、自分を抑圧して生きてきました。
その後、会社生活をおくりながら、意思、感情等、取り戻しました。

そして、37歳で会社を退職後、心理カウンセラーとして活動。
思えば、この時期が私にとって、人生の最高潮であった気がします。

しかし、その後、48歳時、これからさらに前に進もうという時、様々な心配、不安より、不安神経症を発症。

そして、謎の不眠症。

夜中にトイレにしょっちゅう行くために、睡眠の質の超低下。
54歳時、指定難病と分かるのですか。

その後、生きてはいますが、何を成すこともなく、ここまで生きてきた感覚です。

決して、不遇な人生ではありません。
しかし、納得出来ないのです。

2.私にとっての人生の疑問と虚しさ

私にとって人生の虚しさ。
その原因は分かっています。

・何が楽しいのか分からない。楽しみの感覚の欠落
・生きてきた思い出が希薄
・その時々の時間間隔のつながりの欠落・人生のつながりを感じられない
・私は本当に自分の能力を活かせて生きてきたのだろうかという疑問

これらが、私にとっての人生の虚しさの大きな要因です。

そして、誰がこのような思いを抱く人間にしてしまったのか?

答えは、親です。

もし、あの親でなければ、私は自分の持っていた能力をもっと活かすことが出来たのではないだろうか?

もう少し、楽天的に、楽しく生きてこれたのではないだろうか。

「あの親でなければ」。

親の身勝手さや、期待を満たすために生きてきたような人生、それに伴う自己抑圧と自己感覚の麻痺により、子供時より圧倒的な虚しさ、心に穴があいていた感覚を抱いていたことは今でも感覚として残っています。

「自分が自分の人生を生きていないような感覚」。

これが、私の人生の疑問と虚しさなのです。

人生の選択は自分でするもの。

これが、本来あるべき生き方なのですが、私の場合、子供時に心を潰され、自分や人生に対する、無意味感と、無感情に支配され、人生の選択等、縁のない世界に生きていたように思います。

そもそも、自分が意思を持つことさえ、許されないような環境で育ったように思います。

「もし、あの親でなければ」。

経済的には何の苦労もしませんでした。
衣食住は満ち足りていました。
大学にも進学させて頂きました。
そして、健康な体を頂きました。

しかし、体は大きく成長しても、中身、心は空っぽな成人でした。

37歳時、やりがいのない仕事の会社を自己選択に基づき思い切って退職、その後、11年間は、自分の人生を生きてきた感覚、喜びはあります。

しかし、上述した通り、48歳時、不安がもとで急ブレーキがかかって。

人生の流れが止まってしまった感覚。

この不安感の強さも親に原因があります。
そもそも、私は不安に基づく、強迫性障害を6歳時より発症しています。
脳が不安を強く感じるようになってしまっているのです。
そのように育てられたのです。

3.私がミッドライフクライシスを乗り越えるために

中高年の心の危機。
ミッドライフクライシスを、私としていかに乗り越えるか。
問題は生きてきた、人生に対する疑問と虚しさです。

私の人生の疑問は、
・もしあの親でなければ、私の人生はどうだったのだろうか?
・私は自分の能力を活かせた人生をおくれたのだろうか?

この2点です。

1点目の親のことは、どうしようもありません。
感謝もあれば、怒り、憎しみも未だにあります。
この点は放っておきます。

したがって、2点目。

自分の能力を活かせた人生をおくれたのだろうか?
これは、自己存在意義の問題でもあります。
自己存在の希薄さは、虚しさと直結しています。

「こうあるべき」という人生のあるべき理想から離れているから、私は虚しいのではありません。

他者と比較して、自分を惨めにしているのではありません。

60年の人生のうち、自分らしく生きてきた期間、納得した人生の期間が、10年程しかないことが虚しいのです。

私はもう一度、心理カウンセラーとして活動に挑戦します。
そして、心理カウンセリングに西洋占星術を取り入れた、カウンセリングも展開したいと思っています。

あまり、悲観的に考えず、楽観的な考えを持つようにして
自分のペースでチャレンジします。

何が楽しいのか、楽しみの感覚の欠落した私。

心の中核に虚しさを抱えている私。

これらを一掃する為には、「熱」が必要です。

先の目標を実現させるために努力の継続。

そして、執筆、書くことに力を入れること。

一心不乱。
この時、虚しいという感覚は遠のき、知的な楽しさを味わうことが出来ます。

これが、私のミッドライフクライシスの乗り越え方です。

4.テレビの情報から得たミッドライフクライシス

人は中高年に向かって様々な事情で心の危機を迎えるようです。

そこには、焦り、不安、後悔、どうしようもない諦め感もあるでしょう。

更年期、ホルモンバランスの変化、退職、キャリアチェンジ、介護、体力、子供の自立、さらには、就職氷河期からの生活の質と経済の問題等。

1人、1人、老いとの向き合いかたも違い、問題の根源も違い、心の危機からの回復の方法も違うことでしょう。

また、基本的な性格もミッドライフクライシスと大きく関係しているように思えます。

番組では、「人と話す」ことの重要性を上げられていました。

確かに、苦しい胸の内を話すと楽になることもあり、同じことで悩んでいる人がいることも知り。心強くなることもありますね。

以上、NHK、クローズアップ現代より。

さて、私は上述したように、私はあまり悲観的にならず、自分のペースで、心理カウンセラーとしての活動に再度望みます。

それも、西洋占星術と心理カウンセリングを融合させた独自のメゾットで行いたい。

そのことに力を入れて、残りの時間、どれだけかは知りませんが。

自分なにの生き方と在り方、そして、闘い方を展開するしかないと考えます。


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