コミュニケーションの大切さ【待つこと】会話の質を高めます
人間関係、対人関係をよくするために、大切なことは何かと考えますと、それは、相手を理解することです。
そして、理解するために大切な手段は、コミュニケーション、会話です。
コミュニケーションとは自分自身が思っていること、感じていることを発信する場でもあり、相手が思っていること、感じていること等、聴く場(受信)する場でもあります。
そして、お互いが、コミュニケーション、会話を通して、理解を深めていきます。
この事については、補足説明も必要がないと思います。
ゆったりとした待つ余裕のあるコミュニケーションの大切さ
Index
1.ゆったりとした双方向コミュニケーションの大切さ
2.コミュニケーションにおける待つことは会話の質を深め相手理解を深める
1.ゆったりとした双方向コミュニケーションの大切さ
さて、現代はストレスフルな社会で、時間の余裕もなく、常にイライラせざるを得ない状況が多々あり、ゆったりとした時間を取ることが難しく、また、スマホに割く時間も大切であり、その一方で言語により対面の双方向コミュニケーションを取る時間が少なくなっているようにも感じます。
しかし、コミュニケーションはじっくり、ゆったりした気持ちで取り組まないと、相手を理解するという気持ちを忘れてしまい、自分だけが発信して終わってしまうことになったり、また、相手の話している真意を確認することなく、早合点、推測のみで終わってしまうこともあるでしょう。
このことは、知らない者同士が理解し合うことだけではなく、夫婦、親子、友人等、よく知ってると思われる間柄においても特に大切です。
それは、距離感が近い関係性の人達の方が、コミュニケーションに重きを置かない傾向があるからです。
良く知っている間柄であり、聞かなくても、分かっている、もしくは、少し聞けばおよそのことは分かると、勝手に思い込んでいるからです。
知らない者同士であれば、気を遣うこともあり、探りながらも、丁寧なコミュニケーションを取る傾向がありますが、良く知っている間柄であると、知っているゆえに、丁寧に聞くことについて、手を抜いてしまうのでしょう。
でも、推測に基づくコミュニケーションは、相手が本当に伝えたいこととは別のことを勝手に判断してしまい、結局、すれ違いの現象をもたらしてしまいます。
じっくり、丁寧に時間を取り、コミュニケーションを取ることは、自分の伝えたいことを伝えるため、相手の伝えたいことを知り、お互いが理解するために重要なことなのです。
さて、前述した通り、現代はストレスフルな時代、人は常に時間に追われ、スマホに割く時間も大切でしょう。
それでも、しっかりと時間を取り、余裕を持ってコミュニケーシュン、会話を行うことは大切です。
相手の事を良く知っていると思っていても、相手も時と共に、気持ち、事情、事態に変化があり、それを伝えたいと思ったとしても、話せる時間、雰囲気がないと、辛いと思います。
したがって、良く知っている間柄であれば、先入観は捨て、今に重きを置き、何を伝えたいのか聞いてあげること、また、自分自身の今の心境等、話すことも相手を理解するために大切なのです。
コミュニケーション、会話は、相手を理解するだけでなく、伝えた本人も、分かってもらえたという安心感を得、より絆は深まるでしょう。
2.コミュニケーションにおける待つことは会話の質を深め相手理解を深める
さて、本題の「待つことの大切さ」ですが、人によっては自分の考え、感情等、うまく伝えられない状況の時もあります。
思考、感情の混乱、相手に気を遣い過ぎ考え中、病気等で言葉がうまく出てこない。
様々な状況で、自分の思いを、言葉滑らかに、伝えられない時もあると思います。
その時は、待つのです。
相手が発信するまで、話しはじめるまで待つのです。
相手の発信が遅いからといって、イライラしたり、感情的になったり、怒ったりしないことです。
この事態を招くと、相手はさらに何も言えない状況になり、結局は理解してもらえない辛さが増すだけではないでしょうか。
そして、この人に伝えることは無理なことであると判断されると、話す事、理解してもらう事を諦めて、話す機会すべてを放棄してしまうかもしれません。
待つ時間がもったいない、忙しいと思われるかもしれませんが、待つことも思いやりです。
そして、待ってあげたことによって、相手も話しが出来、伝えたいことが伝えられ、理解してもらえたという安心感が得られます。
そして、待つことは、相手を理解するだけでなく、事態によっては、相手を守ることにつながるともお伝えしたいと思います。