失望・悲しみ・怒り・自暴自棄
人は自分にとって望まない何かが起こった時、その事に対処出来ない時、失望という状態になります。
そして、望まない何かとは、自分の幸せを壊された何か、仕事、経済の夢(破綻)に対する何か、もっと直接的には仕事の解雇等。
私たちが生きるにおいて、大切な何かを失った時、希望を失った時。
これが、失望なのです。
人は失望を経験すると、悲しみ、怒りを感じます。
なぜ、自分だけ、このような苦しみを味合わないといけないのか。
なぜ、自分はこのようになってしまったのか。
自分を徹底的に責めるかもしれません。
または、あいつの責任か(責任追及)、他の人はうまくいっているのに(比較)等もはじまり、怒りの感情も多々味わうことでしょう。
それでも人とは、悲しみ、怒りから、立ち直れる等、言われていますが、実際には、立ち直れる人と、立ち直れない人に、分かれると思います。
失望から立ち直れる人と立ち直れない人
Index
1.失望から立ち直れる人
2.失望より立ち直れない人(自暴自棄自己破壊)
3.自暴自棄の状態とは
1.失望から立ち直れる人
今のどん底と思われる状態から、立ち直ろうと懸命に努力をはじめます。
建設的な思考と行動、1歩を踏み出すことが、立ち直るきっかけとなります。
そこには人との出会い、運もあるでしょう。
失望、悲しみから立ち直るには、気持ちの切り替え、意識を未来に向ける、建設的な努力。
これらが、必要となるのではないでしょうか。
2.失望より立ち直れない人(自暴自棄自己破壊)
今の状態に我慢が出来ず、かつ、将来の希望も感じない。生きてはやるが、どうでもいい。
好き放題、勝手に好きにしよう。
さて、自暴自棄ですが、これは、生きながら、自分で自分を壊していく行為です。
生きたい気持ちはほぼなく、短絡的で物事考えず、とにかく、好き放題、自分を壊して全てを忘れたい気持ち。
最後は体の部位を破壊して再生不可能な状態に陥ったり(例えば肝臓の機能不全)、何らかの突発的な行動を取ってしまうかもしれません(競馬に全財産賭ける)。
最初の失望から、悲しみと怒りを味わい続け、苦しみ抜いた末、もう、人生なんかどうでもいい、自暴自棄の境地に達したのです。
自暴自棄とは穏やかな言葉ではないのですが、その背景は、自分自身を消したいけど、すぐには実行出来ない、したがって、生きるには鬱陶しい心理的状況を抱えているけど、今、消えてしまうことも出来ない。
この葛藤の末、何とか自分を保つ(生きる)、でも、生きる希望もなく、やはり、自分を壊してやりたいという、相反する思いに板挟みにされた状態が見え隠れします。
では、自暴自棄の行いとは、具体的にどのようなものでしょうか。
3.自暴自棄の状態とは
酒、ドラッグ、ギャンブル、快楽、等、いずれも、体、脳を蝕み、お金も吐き出していきます。
そうすると、さらにお金が必要となり、借金をしなければならないかもしれません。
借金はさらに自分を追い込みます。
いずれにせよ、自暴自棄とは、最終的には自分を壊してしまうのです。
そして、家族さえ巻き込むこともあります。
でも、自暴自棄の心中でも、このようなことをしていても何もならない等。
どこかで気付きがあれば、少しでも穏やかさを取り戻せれば、懸命に生きようと思えば、私は誰か力になってくれる人と出会えるのではと思います。
自分1人で、人生を立て直すことが難しいことは多々あります。
これは運気等も影響するでしょうが、問題を抱えている本人の、「やり直したい」という強い気持ちが、助け人を呼び込むのではないでしょうか。
私には、そんな気がします。
(但し、甘い言葉ばかり言ってくる人には注意です)。