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自分に厳しく他者に寛容な人

自分に厳しく他者に寛容な人とは

Index
1.自分に厳しい人は他者に対しても厳しい
2.自分に厳しく他者に寛容な人とは(実は他者のことはどうでもいい)

1.自分に厳しい人は他者に対しても厳しい

自分に厳しい人とは、他者にも厳しいものです。
厳しいというのは、何らかの達成基準、規範基準が高く、その基準を自分が守る、達成することを常に意識しており、当然、自分に厳しくなります。

人とは自分が自分に課している、守っている基準があると、他者がそれを達する、守ることを、無意識的に当然のように思ってしまうものです。

また、自分が自分に厳しい人とは、課している基準の達成のため、日々、余裕がなく、自分が自分に寛容になれません。
そして、その分、他者に対しても余裕がなく、寛容になれないのです。

そして、自分が守っている基準は、他者も守もることは当然という、無意識的傲慢さもあります。
したがって、自分に厳しい人は、他者にも厳しい、自己の高い基準に基づいた評価をしてしまうのです。

自分に厳しく、他者にも厳しい人とは、自己の厳しい基準を、自分が満たすことにより、満足感を覚え(自分はこれだけ出来るんだ)、出来ない他者を厳しく評価することにより、優越感を得ます。

2.自分に厳しく他者に寛容な人とは(実は他者のことはどうでもいい)

さて、本題の、自分に厳しく、他者に寛容な人とは、どのような人でしょうか。
寛容とは、他者の出来ないこと、失敗を責めることなく、次のチャレンジを応援してくれる人。
このようなイメージを持ちます。

しかし、自分には厳しく、不寛容で、他者に寛容。
心理的なバランスが取れるのでしょうか?

よほど、出来た人、完成度の高い人かもしれません。

でも、次のことも考えられます。

自分には厳しく、自分に専念。
しかし、他者のことはどうでもいい。
関係ない。

どうでもいいから、失敗しようが、出来なかろうが関係ない。
次は頑張ってと、穏やかに言うが、心はこもっていない。
どうでもいいのです。

自分に課した基準を達することがすべてであり、そのため、自分には厳しいのですが
自分の基準を達することのみに、目を向け続けると、他者は眼中になく、どうでもよい存在のように、思えることもあるでしょう。

自分に厳しく、他者に寛容な人とは、案外、このような心根かもしれません。

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