開業心理カウンセラーとは孤独な職業なのか
多くの開業心理カウンセラーは、自営業であり、1人で業務をこなしていると思います。
私もかつては大阪で、開業心理カウンセラーの1人でした。
開業心理カウンセラーはカウンセリングルームに縛られ孤独になる可能性
しかし、開業心理カウンセラーは、1人で業務をこなす自営業であり、開業心理カウンセラーとして活動をはじめると同時に、徐々に他者との関係性が薄れていきました。
その主な理由は、開業心理カウンセラーのカウンセリングルームに縛られている、時間的長さにあります。
開業心理カウンセラーが経済利得を獲得するためには、カウンセリング回数との比例となります。
当然、沢山のクライエントと会い、カウンセリングを実施した方が、カウンセラーの経済増に結びつきます。
しかし、クライエントの予約は2種類あります。
1つは、数日後のカウンセリングを予約。
2つめは、当日、至急のカウンセリングの依頼。
したがって、心理カウンセラーとしては、この2つの予約の在り方に対応しなければならず、事前にカウンセリングの予約の入っていない場合でも、カウンセリングルームから離れるわけにはいかず、当日の至急のカウンセリング予約、実施に備えていなければならないのです。
もちろん、ずっと、カウンセリングの予約が詰まっていることは珍しく(私の場合)、それでもルームで予約を待つ。
こうなると、カウンセリングルームに予約待ちとして縛られることとなり、外に出る時間が少なくなります。
また、カウンセリングだけではなく、心理学講座も企画、実施されている心理カウンセラーとなりますと、ますます、講座実施のため、1人で考え、作業する時間が必要となるでしょう。
私の場合は、開業心理カウンセラーとして活動をはじめて、今まで交流のあった人との関係は疎遠になってしまいました。
やはり、カウンセリングルームにいる時間が長かかったことが、一番の原因です。
解決策としては、夜、異業種交流会でも積極的に参加すれば良かったのですが、どうも私は、知らない人といきなり話す性格でもなく、参加は苦痛に感じました。
また、心理カウンセラーの倫理上、臨床での話しは出来ず、話題も今ひと合わず・・・。
結論。
私の経験になりますが、開業心理カウンセラーは、1人で業務をこなす自営業であり、孤独にならざるを得なかった。
今、振り返ると、このように思ってしまいます。