希望・待つことの大切さ(居場所・人との出会い)
人生に希望を持って生きる。
その希望とは、何か、人によっては様々でしょう。
そして、今、全く、希望を感じられず、生き辛く、孤独、絶望を感じておられる方も多々おられるのではないでしょうか。
お金に関すること、経済を対象とした希望に関しては、心理カウンセラーである私にとっては専門外であり、書くことは出来ません。
心と孤独の救済・焦らず待つことも大切です
Index
1.人間関係と希望の光
2.居場所(活動内容と人間関係)
3.不安から仲間を求めた私の経験
4.居場所に出会うためにコミュニケーション能力を高める大切さ
1.人間関係と希望の光
しかし、私は希望の多くは、人とのつながりから生まれてくるものだと、考えています。
したがって、希望が見えない悩みで悩まれている方は、おそらく、人とつながっていない、孤独感を強く感じられているのではと思っています。
人は孤独を感じると、自分1人が社会から疎外されているようにも感じ、社会に適応できない自分を責める傾向も強くなり、自分がダメだから社会に受け入れてもらえないと考えられ、自己否定感も強まり、その結果、ますます、孤独に追い込まれます。
したがって、この孤独感から救われる、その希望の光は、人間関係を築くことにあると、私は思います。
そして、その人間関係、人とのつながりの場が居場所なのです。
居場所の重要性については、当HPでも、何回か書いています。
それは、それだけ、私が居場所について、人が生きていく為に、重要なものだと思っているからです。
居場所。
もう少し、具体的に書いてみましょう。
2.居場所(活動内容と人間関係)
居場所が成立するには、そこでの活動内容と、人間関係、この2つが重要なポイントです。
そして、居場所とは有給の仕事をする場だけではありません。
学校だけでもありません。
ボランティアの場、何らかの学習の場、趣味の場、地域のコミュニティ等、無給であっても、それが自分にとって重要で大切な居場所となることもあります。
仮に平日の仕事の場は少し辛くても、休日に自分の心が安定する居場所を持つことは、日々の心の安定から考えても大切なことではないでしょうか。
仕事がハードで辛い、でも、休日には自分が心休まる居場所、活動、待ってくれている人達がいる。
でも、仕事の場は馴染まず、職場の人間関係もいまひとつ、休日も1人ぼっちとなると、やはり、そこに淋しさ、孤独を感じられ、孤独感より「自分なんてという思い」、「消えてしまいたい」という思いも強くなる等、自分で自分を追い込まれていくことにつながるのではと懸念します。
しかし、自分に合った、居場所があれば、自分が納得出来る活動が出来、安心な人間関係を築け、居場所に属する人達からの承認によって、自分が自分を認めることも出来るようになり、また、今後の人生の可能性も見出されるかもしれません。
居場所を持つとは、生きる希望さえ、私たちにもたらしてくれるのです。
3.不安から仲間を求めた私の経験
かつて、私は37歳の時、14年間勤務した会社を退職しました。
当時は失業率、10%越え。
会社を辞めた当時は、強烈な不安感を日々感じていました。
自分はこれから先どうなってしまうのだろうか・・・。
そのような不安な日々の中、私は仲間を求めました。
居場所です。
そして、すぐに見つけました。
心理学のサークルです。
趣味、志しが合う人とは、興味の方向性も一致しており、話しがあいやすいのです。
そして、この時以降、私が抱えていた孤独感、不安は弱まったように思います。
これも、居場所のおかけです。
さて、居場所について、私の経験から大切なことを書かせて頂きます。
1番目
自分に合った、活動をすること。自分の性格特徴に合わない、活動をしても長続きしません。
2番目
居場所での人間関係を築くこと。仲間意識。承認を大切にされることです。
逆に人間関係の築けない居場所は、単なる活動の場に過ぎず、通うのも苦痛を感じられるのではないでしょうか。
3番目
可能であれば、自分の何らかの理想を具現化出来る居場所を見つけること。
活動に対する熱の入れようも違い、それが、相乗効果をもたらし、可能性を広げてくれるかもしれません。
このように考えると、居場所とは、人生を変える可能性さえ持っているでしょう。
その可能性を、「希望」と名付けても良いでしょう。
さて、いろいろと動いているけれど、なかなか、自分に合った居場所と巡り合わない悩みを抱えておられる方もおられるかもしれません。
その時は、居場所と巡り合うまで待ってください。
希望を手に入れるには、待つことも大切です。
焦って、自分に合わない活動の場を居場所にしてしまうと、結局、その環境に馴染めない等より、自ら居場所を去ってしまい、自分で自分の心を傷つけてしまいます。
時が来れば、必ず、自分に合った活動の場、居場所に巡り合えます。
焦らずに待ちましょう。
4.居場所に出会うためにコミュニケーション能力を高める大切さ
また、居場所が持てない悩みの方のなかには、コミュニケーション、対人関係の問題を抱えておられる傾向も高い方がおられると思います。
居場所に巡り合うまでに、人間関係を築くためのスキルを高めましょう(必須ではありませんが)。
その為に、心理カウンセラーに相談、心理学講座、コミュニケーション講座等への参加は、有益な時間の時間の過ごし方となるのではないでしょうか。
また、これらの場にも、まだ出会えていない、友人が待っているかもしれません。
希望を得るため、
居場所を得るため、
探し続けること、
そして・・・
待つことも大切なのです。