思いやり|常識と他者配慮と想像力の大切さ
思いやり。
とくに、見ず知らずの人に対する思いやり。
さて、思いやりを構成する要素、要因は何でしょうか?
私は常識(マナー・知性)と、他者配慮能力(相手の立場にたって考える能力・想像力)の2つが、思いやりにとって、重要な要素だと思います。
思いやりと他者配慮能力は知性でもある
今回は、私の体験を例として書きたいと思います。
昨年のことです。
土曜日、夜、徐々に体調が悪くなり、病院で診察して頂いた方がいいのではと、心配と不安を感じはじめました。
しかし、歩けないわけでもなく、救急車を呼ぼうかとも考えたのですが、私の症状以上に、救急車を必要としている人はいるであろうと考え、タクシーの乗って、夜間診察をしいる病院に行くことにしました。
タクシーに乗って、病院に着き、早速、手続きを教えて頂くため、受付に行きました。
ここで、思いやりのない、他者配慮の出来ない、想像力を欠落している受付の方と出会いました。
症状等記入する為の台があるので、そこに立って症状を記入(問診票記入)せよと言うのです。
しかも、頭に響く、キーキー声。
おまけに、「夜間診察料は高くなります」云々。
⇒それぐらい、分かっとるわ。
しかし、夜間に緊急で来る患者は、本人は相当の辛さを抱えて受診に来ているのであって。
その辛い人に、立って症状を書けとは、まったく思いやりがありません。
せめて、椅子に座って記入してくださいと、想像力を働かせて配慮心もあってもいいと思うのですが。
頭に響くキーキー声は、本人の特性であり仕方がないとしても。
その後、立ったまま、問診票を記入。受付の方に渡しました。
診察まで椅子に座って待っていました。
周りの方は、皆、辛そうな表情の方ばかり。
そこへ、とんでもない一団がやってきました。
酔っ払いです。
どうやら、飲み会でもしている最中、1人が怪我をしたので、連れてきた様子。
酒の勢いもあり、夜間病院へ来ることははじめてなのか、興奮状態。
うるさい。
病院とは、体の不調で辛い人の集う場。
常識があれば、静かにしているのがマナーです。
常識がない為(酒に呑み込まれ、マナー・知性の欠落状態)、騒いで、他の方に迷惑をかける。
また、他の方の様子、表情等、うかがえば、皆辛そうな表情。
他者配慮に対する想像力が働いていれば、即、己を律することが出来るでしょう。
自分達は静かにしているか自己チェック、及び、相手に迷惑をかけてはいけない等。
私は不愉快、イライラとたまらなかったので、受付に行って、「うるさいので、遠く離れた椅子に座っています」。
「診察の順番がきたら呼びに来てください」と言って席を外しました。
今回、私の経験した例から学べたことは。
思いやりの発揮には、常識(知性・マナー)と、他者配慮能力(想像力)が、必須なのです。
尚、私が必要以上に過敏になり、うるさく感じ、イライラしていたと判断する方もおられるかもしれません。
しかし、交換神経の高ぶりを考えれば、その時の、私の状態説明は可能です。
平時よりも辛い状態であり、無理をして、家から出てタクシーに乗り、病院に行く。
これには、相当なエネルギーが必要であり、動くため、無理をするため、交感神経も過剰に働いていたと思います。
交換神経が過剰に働くと、戦闘状態になり、イライラ、過敏、過剰反応、攻撃性も増します。
(私は誰も攻撃していませんが)。
したがって、体は不調、辛いけど、無理をして夜間病院に行った、私の交換神経は過剰に働き、過剰反応していたことは否定出来ません。
しかし、人間の神経は、このように働き、反応するので、それは、仕方のないことです。