コミュニケーション力はあるが能力発揮が難しい時
話す力、聞く力、これは、コミュニケーションを構成する力です。
さて、話す、聞く力はあるのに、コミュニケーション能力が発揮されない時があります。
それは、どのような、状態の時なのでしょうか?
健全なコミュニケーション能力が阻害される時
Index
1.時間に追われている時
2.疲れている時
3.高ストレス時
1.時間に追われている時
私たちが時間に追われている時、すなわち忙しい時は、他者とのコミュニケーションが難しくなります。
それは、まず、優先すべき事項に対して、時間とエネルギーを向けなければならず、この状態では、聞くこと、話すことが難しいのです。
コミュニケーションにも時間が必要です。
また、時間に追われている時は、心も焦り、気持ちの余裕もなく、話すこと、聞くことが難しい状態でもあるのです。
優先事項に時間を取られてしまうと、当然、コミュニケーションに割く時間はなくなり、その状態で、会話をしても、心の余裕のなさから、健全なコミニケーション能力は発揮されないのです。
2.疲れている時
コミュニケーション、話すこと、聞くことは、エネルギーを消費する行為です。
しかし、疲れている時。
エネルギー不足の時は、コミュニケ-ション能力を発揮することは難しくなります。
脳活動の不活発、体のださる等より、休むことが最優先となっている状態なのです。
疲れた状態では、当然、心の余裕もなく、脳も不活発となり、コミュニケーションをとることが難しくなっています。
3.高ストレス時
高ストレス時には、神経が高ぶり、過剰反応等より、自分に意識が集中している時も多々あり、この状態の時も、他者とのコミュケーションが難しくなります。
高ストレス状態により、思考、気持ちがある一点に固定された状態になる時もあり、気が立ち、過剰反応を起こすこともあり、とても、話しをする、聞く、心の余裕はありません。
コミュニケーション能力が発揮される状態とは
時間に追われている時、疲れている時、高ストレス時においては、コミュニケーション能力が発揮されにくい状態です。
それは、時間がない、心の余裕がない。
この2点が、共通してあります。
したがって、コミュニケーション能力が発揮されるには、時間と、心の余裕が必要なのです。
もし、自分が友人、家族等、大切な人と重要な話しをする時。
とくに、相手から相談等を受け、しっかりとした応答が要求される場では、時間がなく、心に余裕がないと、受け答えは難しいでしょう。
そういう時は、相手に、自分の今の状態を伝え。
じっくりとした、コミュニケーションがとれる状態になるまで待ってもらうか。
コミュニケーション、話し合う時間等を約束して、時間の調整を行い、心に余裕を持って、向き合うことが大切と考えます。