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憎み合う親子の和解は可能であろうか

子供時よりずっと、親に対する憎しみを抱いていた子供。

また、それに、呼応するように、子供に対して、怒り、やりきれなさを抱く親。

憎しみ合う親子関係。

もちろん、憎しみ合う親子関係を形成するためには、それだけのことが、数年に渡り、あったのでしょうが。

さて、このこじれた親子関係、憎しみ合う親子関係。

改善は可能なのでしょうか?

和解は可能なのでしょうか?

目次

親子の和解に向けて

1.話し合うこと(理解し合うこと)

親子の憎しみの背景。

そこには、主として子供が親から受けた、様々な言動が問題となっていると思います。

そして、子供の受けたダメージ、悲しみ、怒り等から、親への憎しみが生じることが多々あると思います。

なぜ、親は子供にそのような言葉、態度を取ったのか、誠意を持って話すことです。
そして、その時の、自身の心理的背景も話すことです。

それを、子供が理解する否かは別問題です。
親は親の責任に基づき、過去を話すのです。

そして、子供は過去、親の言動を、どのように受け取り、いかに心にダメージを受けたか、話すことも必要です。

親はそこまで、自分の言動が、子供の心を傷つけていたのかと、はじめて認識するかもしれません。

お互いが話し合うことによって、過去の出来事の理解を深めるのです。

お互いの立場の確認、抱えていた問題を認識するのです。

2.親子ともに相手を責めないこと

話し合いを続けると、親子ともども相互理解が深まるでしょう。

しかし、思考レベルでは理解出来ても、感情レベルでは許せないことも多々あると思います。
主に子供にとってはそうでしょう。

しかし、親を責めないことです。
親を責めると、親も感情的になって、子供を責めます。

お互いが、過去を責め合うと、相互理解は進みません。
話し合いの継続は不可能となります。

話し合い、または、話し終えた後は

過去の事、その、背景のみを受け取り、双方、責めないことです。
重要です。

3.新しい家族間のルールをつくること

どのような、親子関係における新しいルールをつくるのか、それは、家族家庭によって様々と考えます。

大切なことは、親子、お互いに尊重することでしょう。

今まで憎しみの感情が先行していたので、尊重する行為とは、何かと悩まれるかもしれません。

尊重とは、相手の存在を無視しないことです。

無視しないためには、相手の存在を認めることが必要となります。

でも、憎しみあってきた親子。
何から、お互いの存在を認めていけば良いのか、悩まれると思います。

基本的なことから考えますと
「挨拶」、「ありがとう」を伝える。
これを、ルールとして定着させる。

まずは、ここからの、スタートではないでしょうか。

もちろん、親子、家族、家庭、様々な状況であると思いますので、ご自身の関係性を振り返り、新しい家族間のルールを作ってください。

4.これからを否定しない

憎しみ合う親子関係の場合、過去を責める癖があり、それは、やめましょうと前述提案しました。

そして、過去を責めことをやめるだけではなく、

今、起こっていること、これからの可能性を否定することも、関係性の悪化につながります。

例えば、子供が今後、次のような道(進路)に進みたいと希望を伝えてきた際

親が現実的の無理等と一言で判断。

親が子供の提案に対して、親の判断に基づく結果のみを伝えてしまうと、子供はそれを「否定された」と捉えてしまうでしょう。

そうなると、過去、子供時、否定され続けた痛み、そして、また、否定されたと、怒りと憎しみがぶり返すたけです。

親は子供の提案に対して、反対、疑問を呈する時は、受容を大切に、親の結論を押し出さないことが注意です。

話し合うとは、結論を言い合うのではなく。
お互いが、結論に至った過程を説明することが大切なのです。
それによって、お互いが考えていることを理解するのです。

いかがでしょうか。
私の考える親子の和解について書かせて頂きました。

親子によっては、壊滅状態で話し合うことすら難しいかもしれません。

でも、少しでも、和解したいという気持ち、話し合う余裕があるのであれば、チャレンジする価値はあると思います。

その他、様々な、親子関係の和解の方法はあると思います。

家族関係、親子関係に詳しい、心理カウンセラーにご相談されるのも、1つの方法でしょう。

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