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悩みを相談しない・悩みの相談を拒む人の心理と問題

私たちは社会生活をするにおいて、様々なことで悩み、困ります。
悩んだ時は、ネットで悩みの解決法を調べる方も多々おられるでしょうが、実際は、悩みのプロに相談した方が、情報量、アドバイスも的確で、悩まれていることを相談解決するには大切だと思います。

悩みを相談しない拒む人の心理と問題

  1. 他者を信頼していない
  2. 相談しても問題の解決につながらないと思っている
  3. 以前相談したが結果として不快を感じ騙されたという感覚
  4. 相談するということを知らない
  5. 相談することは恥ずかしいと思っている

1.他者を信頼していない

成育歴の影響でしょうか。
また、人を信頼して実際に騙された経験をお持ちなのでしょうか?
それとも、「人を信用するなという親の教えでしょうか」。

人によっては、悩みを抱えていても、他者は信頼出来ないとう思いから、悩みを相談出来ない方もおられます。

当然、「他者は信頼出来ない」という思い、信念をお持ちの方は、悩みの相談を他者にされないでしょう。

そこには、つけこまれる、騙される可能性が高いと認識されているのかもしれません。

でも、世の中、信頼出来る誠実な方も多々おられると思います。

「他者は信頼出来ない」という思いは、結局、人付き合いを狭め、悩みを信頼出来る方との出会いを疎遠化してしまいます。

「他者は信頼出来ない」という強い思いの方は、固く自分の心を閉ざされているかもしれませんが、少しずつで良いので、人に心を開き、いつかは、自分の抱えている悩みを相談、出来る相手を見つけて頂きたいと思います。

2.相談しても問題の解決につながらないと思っている

悩みを相談しない方のなかには、例え、専門家であろうとも、自分の抱えている悩みを相談しても、問題の解決につながらないと考えておられる方もいらっしゃるでしょう。

この心理背景には、自分の抱えている悩みは深く、深刻であり、他者には理解出来るものではない、相談しても解決しない。

悩みの解決を諦めているような心の動きを感じます。

3.以前相談したが結果として不快を感じ騙されたという感覚

以前、悩みの相談を専門家にしたことはある。

しかし、相談の場において、専門家の態度、発言より強い不快を感じた。

また、高い相談料を払ったが、問題の解決には結びつかず、騙された感覚を持った。

このような、専門家との相談の結果、不快を感じたり、騙されたと認識されると、以降、抱えている悩みについて相談に行こうと思わなくなる心理は理解出来ます。

私は心理カウンセラーという職業柄、1回の心理カウンセリング料は、それなりの金額を頂いております。

心理カウンセリングの内容に、ご相談者様が満足しなくも、相談の対価として頂かざるをえません。

すると、ご相談者様は、2度と、心理カウンセリングは受けない、心理カウンセラー等、たいしたことはないと、不快を強く感じられ、心理カウンセリングを2度と受けられないかもしれません。

心理カウンセリングに関わらず、抱えている悩みに解決の、プロ、専門家にお金を払い、不快、騙されたという経験をお持ちになると、プロ、専門家に対する信頼度は低下し、以降、相談に赴かなくなる心理は理解出来ます。

それでも、あえて書きます。

抱えている悩みの相談先(専門家)を探してください。

たまたま、会った、悩みの専門家と相性が合わず、嫌な経験をされたのかもしれません。

自分に合う悩みの専門家を探すことも大切です。

1度だけの不快な体験で、悩みの専門家等は悩みの解決に役立たないと決めつけない方が良いと思います。

4.相談するということを知らない

成育歴において、自分の抱えている悩みを相談するという発想、考えが思い浮ばない方もおられるでしょう。

例えば、子供時、抱えている悩みがあり、親や学校の先生に相談、

しかし、「自分で考えて解決しなさい」、または、無視された経験があると、

子供は、「相談しても意味はない」と意思決定。

その後、抱えている悩みを誰にも相談することはなく、また、相談する経験がなく、成長することもあります。

すると、成長後その方は、子供時の経験より意思決定した「相談しても意味はない」より、友達等にも何も抱えている悩みを相談することはなく、やがて、「相談しても意味はない」という意思決定は無意識化に落とし込まれ、

相談することを知らない人へと成長するのです。

それは、子供時から悩みがあっても、全て自分で解決法を調べ、自分で解決。
または、解決出来ない悩みは無視、放置。

これらの経験体験の総和として、他者や専門家に、抱えている悩みを相談することを知らない人となるのです。

また、悩みを相談する発想がない人ともなるのです。

さらには、子供時の経験より、「相談してはいけない」と、相談に対する禁止の決断があるかもしれません。

相談することを知らない人が、抱えている悩みを相談する為には、どうすれば良いか?

自分の抱えている悩みが抱えきれなくて、どうしよもなくなり、誰かに助け求めようと、意識改革が行われた時、友達に相談、そこから、専門家への相談と、道幅が広がるのではないでしょうか。

5.相談することを恥ずかしいと思っている

自分の抱えている悩みを相談することを、「恥の行為」と捉えている方もおられるでしょう。

ここにも、成育歴の影響を感じます。

a)子供時親等に相談したが、軽くあしらわれた

子供が抱えている悩みを親に相談、しかし、親からそのような悩みは「たいしたことではない」と、軽くあしらわれたり、または、「くだらないことで悩むな」等、一喝された体験があると、

子供は相談することは、周囲に対して良いことではなく、恥ずかしいことであると誤認するかもしれません。

それが、成長後、相談することに対して、「恥」の感覚を持つことつながるかもしれないのです。

b)プライドの問題より

自負心の強い人、プライドが高いと言われている人は、他者に対する相談等の行為は、弱みをみせることであり、「負け」であると、価値判断をされることがあります。

しかし、本当に悩みの相談は、弱みをみせる行為なのでしょうか。

何事も、勝ち負けで判断されると、相談することでさえ、負けとなるのでしょうが。

本当に抱えている悩みを相談することを、「負け」または、「恥」なのか、よくよく、考えてえてみてください。

この世に悩まない方はおられません。

抱えている悩みがキャパを超えている時は解決に向けて相談しましょう

人は様々なことで悩みます。

家族関係、仕事のこと、お金のこと等様々です。

その悩みを抱えて日々過ごすことは、相当なストレスや不安を感じ続けられることと思います。

自分の抱えている悩みを相談するということは、悩みの解決に向けて動き出すことであります。

もちろん、これには、「助けを求める」という感覚感情も含まれますが。

しかし、この社会で生きている人の中で、悩みがない人はいないと思います。

皆、何らかの悩みを抱えており、その為、日々重圧を感じているのです。

悩みを抱えたまま日々過ごすと、心、感情、神経、健康によくありません。

健全な心等で、日々を過ごしたいと思われるのでしたら、抱えている悩みを相談することをお勧めします。

悩みを相談することは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、自分を大切にしている行為と考えても良いのではないでしょうか。

悩みを相談しても、即解決とはならないかもしれません。

多少の時間はかかるかもしれません。

また、相談した専門家と感覚が合わず、嫌な思いをされるかもしれません。
その時は、他にも悩みの解決に向けて力を貸してくれ専門家はいると考え(実際におられます)、他の専門家を探しましょう。

悩みの解決には時間がかかることが多々あることを認識され、焦ることなく、地道に解決に向けて進みましょう。

そして、少しでも、楽な状態を目指し、充実した日々を目指してください。

悩みの相談、悩みの解決は、私たちの人生にとって大切なことです。

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